野中 敬

                          土  星

解説    (いま)時期(じき)土星(どせい)は、リングを真横(まよこ)から()るようになって、おなじみの姿(すがた)ではありません。まるで、(くし)団子(だんご)のようですね。やはり、土星(どせい)(おお)きく(ひろ)がったリングが()えていたほうが()()きます。ただ、その(ぶん)本体(ほんたい)()がいくことになりますが、土星(どせい)木星(もくせい)比べて(くらべて)本体(ほんたい)模様(もよう)地味(じみ)なことにも(あらた)めて()づかされます。実際(じっさい)にも、木星(もくせい)大赤斑(だいせきはん)のような巨大(きょだい)台風(たいふう)みたいな活動(かつどう)()られていないことから、平穏(へいおん)なのかもしれません。

土星(どせい)のデータ

太陽系(たいようけい)第6番(だい6ばん)惑星(わくせい)木星(もくせい)の一つ外側(そとがわ)(まわ)っています。(おお)きさは木星(もくせい)よりひとまわり()ぶりで地球(ちきゅう)の9.4(ばい)直径(ちょっけい)をもっています。(おも)さは地球(ちきゅう)の95(ばい)密度(みつど)(みず)の0.69(ばい)ですので、(かり)にとてつもない(おお)きな水槽(すいそう)があったとして、そこに土星(どせい)()かべれば立派(りっぱ)()いてしまうということになります。
 本体(ほんたい)注目(ちゅうもく)すると、(よこ)よりも(たて)のほうが1(わり)ぐらい(みじか)くて、かなりひしゃげたものとなっています。大気(たいき)(そう)
は、1千kmにも(およ)(あつ)さがあり、ほとんどが水素(すいそ)とヘリウムです。

だれもが()っているリングは、一(まい)(かた)いものではなく、(こおり)(つぶ)などの(あつ)まりです。

 

撮影日時 2010 4.10 21:30

及び露出 125 1,500コマを合成

 

光学系及 25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀

びカメラ バローレンズ2×で拡大撮影(約F24相当)

     ToUcamproU

 

画像処理 レジスタックス、ステライメージ5で画像処理

     CANON PIXUS9900iで出力

 

撮影地  自宅(浜松市浜北区貴布祢)

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