2012金星の太陽面通過

≪解 説≫

次回が105年後ということで世紀の天文ショーに期待がたかまりました。
6時間半ほどかけてゆっくり通過している様子をみて、この広い宇宙の中で太陽と金星とこの地球が直線に並んでいるんだと神秘的な気持ちになりました。
写真の10:43:49(最小角距離の頃)とは、今回の通過ルートで、ほぼ太陽の真ん中にさしかかったころの写真です。
第1接触とは金星が太陽と最初に交差するあたりに撮影したもので、まだ金星は見えていません。
それから晴天にも恵まれ第2、第3、第4接触と撮影することに成功しました。

≪作者より≫

昨年12月の皆既月食、そして先日の金環日食、部分月食と最近太陽やお月さんをおっかけて気付きましたが、なかなかおもしろくて飽きない対象だと思いました。
毎日のようにみえる身近な存在であまり関心がなかったのは、もったいないというか残念ですが、これからちょくちょく庭に望遠鏡を出して眺めたり撮影してみようと思っています。
この日は5時に起床して望遠鏡をセッティングしました。
自宅の庭で見れることがなんだか新鮮な感じです。
晴れに感謝です(金環日食では晴れ間をもとめて片道500kmも車で移動しました)。
日中はとても暑くて長時間の撮影には少々疲れましたが、こうして写真をまとめてみるとその時の興奮が思い出されるようでいい記念の1枚になりました。

撮影データ

  撮影日 2012年6月6日
  露出 各 1/320秒
  絞り F8
  カメラ Canon EOS 60D
  光学系 PENTAX125SDP
  撮影システム 赤道義:EM-400
  印刷システム プリンター:エプソン PX-5600 、用紙:クリスピア
  撮影地 愛媛県今治市上浦町盛
  作者 西方 宏樹
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