2012年の日面通過

2012年は天体現象の当たり年でした。
太陽の前を天体が通過する日面通過が見られました。
一番大きいのが月で日食となります。今回は、太陽より月の見かけの大きさが小さかったので金環日食となりました。
もう一つは太陽と地球の内側を回っている金星が日面を通過していきました。日本では約130年ぶりで次回は105年後となる大変珍しい現象です。

<<作者より>>

金環日食と金星の日面通過は、天気との勝負でした。両日ともに天気が悪い予報で多くの方は晴れ間を求めて遠征していました。運良く晴れて現象を楽しむことができました。
もうひとつの国際宇宙ステーションですが普段夕方や明け方にステーションに太陽光が反射して見ることができます。しかし、太陽面通過する場合は影なのでどこから来るか予測不可能。インターネットで調べた予報の情報だけを頼りの撮影で3度目にして成功しました。

撮影データ

撮影日時      月             2012年5月21日 7時32分
           金星          2012年6月6日 13時5分
           宇宙ステーション  2012年9月9日 15時5分
露出時間     月1/400秒 金星1/1000秒 宇宙ステーション 1/500秒
絞り         月・宇宙ステーションF15 金星F6
カメラ        ペンタックス K5
光学系       月・宇宙ステーション 80mmf1200mm屈折
           金星          80mmf480mm
撮影システム   ビクセン GPD赤道儀にて電動追尾
現像システム   フォトショップにて画像処理
印画システム   ラボ
撮影地      月 浜松市東区天竜川河川敷 金星 蒲郡市 
           宇宙ステーション 浜松市中区花川運動公園
作者       杉浦 正人
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