棒渦巻銀河NGC1300

エリダヌス座にある、小宇宙です。
棒渦巻銀河とは、中心部に棒状の構造が見られる小宇宙で、我々の銀河系も、一般的な渦巻銀河ではなく、棒渦巻銀河であることが最近の観測から解っています。
ひょっとしたら、遠くから銀河系を眺めるとこの写真の様に見えるかもしれませんね!?

≪作者より≫

 子供の頃、図鑑でパロマ天文台で撮影されたこの小宇宙の写真を見て、自分もいつか見てみたい!と思ったものです。それから30年。写真の様に見ることは叶わないと知って、天体写真を初めて、そして、天体写真専用デジタルカメラ、冷却CCDカメラを使い始めて、幾星霜。
ようやく、自分でも納得がいく写真が撮影できました。
デジタルカメラの進化のおかげで、アマチュアの望遠鏡であっても、パロマ天文台の写真に匹敵する写真が撮影できるようにはなりましたが、改めて、パロマ天文台の写真の凄さを実感させられます。 


≪撮影データ≫

■光学系   英国Orion製VX300-S 反射望遠鏡 パラコア2使用 1380mmF4.6
■カメラ     スターライトエクスプレス社製 SXVR-H694冷却CCDカメラ
■赤道儀   タカハシ製 EM-200赤道儀
■フィルタ   アストロドンLRGB原色干渉フィルタ
■撮影日時 2012年10月19日
■撮影地   磐田市獅子ヶ鼻公園
■露光時間 L=5分×19,R=5分×4,G=5分×4,B=5分×4 合計露出時間:155分
■画像処理 CCDStack2,StellaImage6.5,MaxImDL5,PhotoShopCS5 
■出力     Canon PIXUS Pro9500 Canon写真用紙プラチナ
撮影者   宇都 正明
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