町田健吾
アンドロメダ銀河
 
昔は、アンドロメダ「星雲」と呼ばれていました。
しかし、この天体までの距離が測定されるようになると、私たちの銀河系の外にある別の「銀河」であることが分かりました。現在では、アンドロメダ銀河の距離は230万光年と見積もられています。光の速さで230万年かかるということは、私たちは230万年前のアンドロメダ銀河の姿を見ていることになります。あちらに住む宇宙人が私たちの銀河系を超高性能の望遠鏡でのぞいていたら、230万年前の地球が見えていることでしょう。
アンドロメダ銀河の直径は、私たちの銀河系の2倍もあるようです。そこに含まれる恒星の数も銀河系の2倍以上になります。数十億年後、銀河系はアンドロメダ銀河と衝突・合体して、さらに巨大な銀河が誕生すると考えられています。

《作者より》

 毎年一度はアンドロメダを撮りたくなります。これを見るために山へ行く価値があります。満月を5つ並べた大きさで星空に浮かんでいる光景に、いつもロマンを感じます。


<撮影データ>

日 時   
露 出   
カメラ   
      
光学系    
          
追 尾    
印 画   
撮影地   


2016年 1月 1日 20時53分より
10分×6コマ(計1時間)
CANON EOS5D MarkU(赤外カットフィルター換装)
ISO 1600
TAKAHASHI TSA-120 口径12cm屈折望遠鏡 
フラットナーレンズ使用 焦点距離880mm F7.3
TAKAHASHI JP赤道儀・STiによる自動追尾
CANON PRO-1プリンター
水窪町 家老平
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