田代 貞
馬頭星雲

 画面の中央付近、赤い星雲の中に真っ黒な部分があります。良く見ると馬の横顔のようにみえるでしょう。これが「馬頭星雲」です。黒く見えるのはバックの赤い星雲を濃い星間ガスが遮ってシルエットとして見えているからです。このように自分では光らず黒いシルエットとして見えるのが暗黒星雲です。画面で最も明るい星はオリオン座の三ツ星の左側の星になります。オリオン座付近はこのような赤い星雲が多く、すぐ近くにオリオン大星雲もあります。

<作者より>

デジカメ撮影を始めてまだわずかなので、まずはメジャーな天体から撮影をしています。
イプシロン160は30年近く経つ古い望遠鏡ですが最近のデジタルカメラに対応した新しい補正レンズを使用すると明るい光学系と相まって比較的良く写ってくれます。架台も最新式のものは目的の星を自動で導入してくれるのでたいへん楽になりました。おかげでますます星の位置を忘れていきます。仲間はきっと加齢が原因と思っているでしょうけど・・・。


<撮影データ>

撮影日時  
露出     
ISO
カメラ  
光学系
フィルター
撮影システム    
画像処理 ス
印画システム  
撮影地
2016年 2月 7日 20時20分〜
延べ115分 (5分×23枚 コンポジット) 
1600   
EOS KissX5 赤外改造機
ε160(16cmF3.3アストロカメラ) 
IDAS LPS−D1
Vixen SXP赤道儀+オートガイダー   
ステライメージ・フォトショップほか
キヤノン ip8730  プラチナグレード
浜松市春野町
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