宇都正明
でんでん虫星雲M51
 
りょうけん座にある子持ち星雲と呼ばれる系外銀河です。
まるで親子の様に、2つの星雲が並んでいて、手をしっかりとつないでいます。
こうして横にしてみると、大きい親銀河が、でんでんむしの殻、小さい子供銀河がでんでんむしの頭の様に見えてきませんか・・・?

特にでんでんむしの目に当たる部分は、淡いので、写真によってはひっこんだり(条件が悪いと写ってこないのです・・)して、天体写真ファンにとっては、でんでんむし星雲の方が、しっくりするかもしれません (^^ゞ

系外銀河とは、我々の地球がある銀河系と同じ様な数億個の星々から成る星々の大集団で、小宇宙とも単に銀河とも呼ばれています。
この銀河は、2つの銀河が過去にすれ違い、その結果、お互いの重力で星やガスが引っ張られて、この様な姿になりました。
ちなみに、子供の方が重たいそうです。

≪作者より≫

 最高のM51を撮るぞ!と意気込んでいたので、ちょっと細かな構造まで写っていて、でんでん虫らしさが感じにくくなってしまいましたが(800mmくらいで写すと、いかにもでんでんむし!に写るのですが・・)、ぜひ、M51は、でんでんむし星雲!として、広めていただければ幸いです。他の写真展に出した同天体の作品とはまたちがった処理をしてあります。


 ≪撮影データ≫


■光学系 
■カメラ  
■撮影日時  
■撮影地
■露光時間
■画像処理  
■出力  

 



英国Orion300mmF4 反射望遠鏡 パラコア2使用 1380mmF4.6
スターライト・エクスプレス SXVR-H694
2015年1月31日 他 
磐田市内自宅にて
L=5分×68,R=5分×17,G=5分×17,B=5分×27 合計645分
StellaImage7,CCDStack,PhotoShopCS5 
Canon PIXUSiP8730 Canon写真用紙プラチナ
inserted by FC2 system