今村 守孝 | |
M1 |
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西暦1054年に出現した超新星の残骸で、そのおうし座超新星の記録は中国、日本などに残っており、日本では藤原定家の明月記に記載されています。M1は、あらゆる電磁波で明るく輝いていて、電波ではTau A、X線ではTau X-1と呼ばれています。M1の元となった星は、中性子星(16等)として残っており、この中性子星から約30分の1秒ごとに電波やX線が放射され、かにパルサーとして有名です。中性子星の大きさは直径約20kmほどしかありません。1999年NASAのチャンドラX線宇宙望遠鏡は、パルサ−の周りにX線で輝く半径1光年のリングを発見しています。大望遠鏡ではその構造がカニの足のように見えることから、ロス卿がかに星雲と命名しました。 《作者より》 長焦点の望遠鏡を持っていなかったのですが、昨年中古のμ210を購入しました。購入時には光軸がむちゃくちゃで写真撮影には使えませんでした。ヨシカワ光器で調整してもらいようやく写真撮影ができるようになりました。 <撮影データ> |
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撮影日時 露出 カメラ 光学系 撮影システム 画像処理システム ス 印刷システム 撮影地 |
2017年1月3日20:16〜 L 3分×16 R=3分×4 G=3分×4 B=3分×4枚 合計露出84分 ST-8300冷却CCDカメラ 冷却温度 −30℃ μ210+レデューサー(f1961mmF9.34) 赤道儀 高橋EM200 ステライメージVer.7 EP-976A3 浜松市南区馬込川河口 |