冬頭上で輝くオリオン座は、形のよく整った星座の中でもひときわ目立つ存在です。その中心付近にオリオン大星雲があります。全天で一番星の誕生が活発な場所として注目を浴びています。

　肉眼でも見えるオリオン大星雲は天体撮影に魅力的な存在です。しかし、形や色の濃淡が非常に複雑で、きれいに撮るには難しい星雲でもあります。

《作者より》

今年の正月休みは非常に良い天気に恵まれました。冬の代表オリオン座がキラキラと頭上で輝いていて、「私を撮って下さい」と言っているかのようでした。

　オリオン座の中心にある「オリオン大星雲」はその形から「鳥が羽を広げたような・・・」と言われています。２０１７年、今年は酉年（とりどし）。新年の幕開けにピッタリだと思い撮ってみました。　

　星雲の中心部は非常に明るく白飛びしてしまうので、ＨＤＲ合成しました。星像が少し流れてしまいました。

撮影日時　　　　２０１７年１月１日　　２１時　２１分〜

露出　　　　　　３分×４コマ＋１０秒×１コマ＋５秒×１コマ（ＨＤＲ合成）

絞り　　　　　　Ｆ４．８

ＩＳＯ　　　　　１６００

カメラ　　　　　ペンタックスＫ５

光学系　　　　　タカハシＭＴ−２００　レデューサー使用　Ｆ４．８

焦点距離　　　　９６０ｍｍ

撮影システム　　タカハシＥＭ−２００赤道儀

現像システム　　ＤＰＰで画像調整　

印画システム　　キヤノン写真用紙・光沢ゴールド

プリンター　　　キャノンＰＩＸＵＳ−ＭＧ５７３０

　　　　撮影地　　　    掛川市倉真