野中 敬
                                              
エンデュミオンとフンボルト海
 
小望遠鏡で三日月を見ると月の右上の端に黒いシミのようなものが見えることがあります。「見えることがあります」というのは、月の首振りの関係で見えない時もあるのです。手前が直径125kmのクレーター、エンデュミオン、奥が直径160kmのフンボルト海です。いずれも黒っぽい溶岩に満たされているようです。そして、よく見るとコーヒーの中にミルクを落としたように白い模様が見えます。

 月の写真はいつもモノクロで出す場合が多いのですが、今回は、カラーで少し強調してみました。変化が少ないと思いがちな月面ですが、グレー一色ではなく、少しずつ地質の違いなどにより色があるようです。


<撮影データ>

  

撮影日時 2017 5.5 20:27

及び露出 1/60 それぞれ約1,000コマを合成

光学系及 25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀

びカメラ 直接焦点で撮影(F12)

     Skyris445M(モノクロイメージ撮像)

     IR742フィルター使用

      Skyris445C(カラーイメージ撮像)

画像処理 レジスタックス6、ステライメージ5で画像処理

     CANON PIXUS PRO100で出力

撮影地  自宅(浜松市浜北区貴布祢)

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