宇都 正明
                                             
らせん状星雲NGC7293

みずがめ座にある、らせん状星雲と呼ばれている星雲です。
昔は、最大の惑星状星雲と言われていましたが、近年ではより大きな惑星状星雲も見つかっています。
二重になったリングが螺旋構造に見えることから、らせん状星雲の愛称があります。
この二重らせんのリングは、大きな望遠鏡を使うと、眼視でも見ることが出来ます。
惑星状星雲は、太陽の様な恒星が一生を終える際に、周囲にガスを放出して出来ます。この写真でも、中心にあある星からガスが放出されている様子がかすかに伺うことができます。

≪作者より≫

 福田港は、南が海だけあって、南低くの星がとても綺麗に見えます。反対に北側は磐田市の町灯り、西は、浜松市、東は御前崎の光害がかなり強いのですが、南が暗い撮影地は貴重です。
らせん状星雲は、やや南に低い為、福田港で撮影するには絶好な被写体でした。
夏場のシンチレーションの良さにも助けられ、良く写ってくれました。が、このシステムでは、ちょっと、画角が狭くて窮屈でした。



≪撮影データ≫


■光学系  英Orion製VX300-Sニュートン反射望遠鏡 テレビューパラコアU使用
■カメラ  StarlightXpress製 SXVR-H694 冷却CCDカメラ
■赤道儀  タカハシ製 NJP赤道儀
■撮影日時 2016年7月30日  ■撮影地:磐田市 福田港にて
■露光時間 Hα=5分×10 R=5分×3 G=5分×4 B=5分×4 合計:105分
■画像処理 StellaImage7,MaxImDL4,PhotoShopCS5 
■出力   Canon PIXUS iP8730  Elecom写真用紙プラチナ
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