遠州天体写真愛好会

2020 星空浪漫

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「光るものすべて見極めよう」…ウイリアム・ハーシェル

 ご来訪ありがとうございます。

 今年の写真展はいつも使っていた施設が使えなかったため、初めて大型ショッピングセンターの一角をお借りして開催しました。これまでの図書館の展示場とは違い、一桁違うほどの数多くのみなさんにご覧いただきました。我々にとっても大きな刺激となりました。

 さて、「アマチュア天文」というカテゴリーも絶滅危惧種と揶揄されて?久しいものです。昭和の時代の第一世代、第二世代の人たちが頑張って常に最先端の技術を取り入れ、サポートする光学メーカー等もそれに寄り添ってアマチュアの進化の道を現在まで突き進んできました。その結果、天体写真の出来栄えは見違えるほどの進歩がありました。しかし、一方では高みに上り過ぎて引き継いでくれる世代の育成を怠ってきたことも事実です。

 冒頭の言葉を残し、「掃天」という気の遠くなるような作業を地道に行うなどアマチュアから後世に名を遺すほどの天文家になったハーシェルの生きざまはいまだに我々に指針を与えてくれていると思います。会場を訪れてくれた多くの人たちを見ながら、こういった「熱い」精神を微力ながら引き継ぐ気持ちをもって写真展を行うことも大事かなと思った次第です。そして、これまでの「どうだすごいだろう」という自己満足気味の視点から「天体ってこんなすばらしいものですよ、一緒に見てみませんか」と語りかける必要性を感じた意義深いイベントとなりました。

 最後に我々のこんな活動に快く施設をお貸しいただいたプレ葉ウオーク浜北に心から感謝申し上げたいと思います。

  会場風景   ☆アンケートの集計  来場者のコメント集
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