遠州天体写真愛好会

2022 星空浪漫

月・星のある風景・星野   太陽系の仲間  星空の彼方




   
    

かの星に人の棲むとはまことにや晴れたる空の寂し暮れゆく

                    〜若山牧水〜


 牧水先生、失恋でもしたのでしょうか、人間界にちょっと絶望した感じで夕方の空の火星をぼんやり眺めているんでしょうね。100年も前の作品ですが、ちょうどこの頃は火星に運河があるとか言って大騒ぎになったときかと思います。

これを書いている今、火星が東の空に明るく見えています。望遠鏡を向けてみると小さな赤い円の中に黒っぽい模様もいくつか見えて時間を忘れます。さすがに21世紀の今、火星人の話を信じる人はいないと思いますが、それとともにロマンもなくなってきたとしたら残念なことです。

我々遠州天体写真愛好会の面々は、夢あるそういった気持ちを失ってはいけないと「星空浪漫」と称して天体写真展を毎年、開催しています。今回、その作品は、遠く沖縄八重山から富士山頂、北アルプスの縦走路の途上、紀伊半島、近郊の名所、ずるを決め込んで自宅天文台?などで浪漫を詰め込んで撮影しています。

展示は112点。技術的にはいろいろあるかと思いますが、気持ちだけはしっかり込めています。腕の足りないところは、プリントの大きさ、変わった用紙、額縁、撮影の際に貯めたマイル数、はたまた解説文の出来まで、写真そのものでない様々なところでもそれぞれに勝負しています。これも一つの見どころです。どうぞ、ごゆっくりご観覧ください。

おわりに、写真展開催に当たり、会場を提供いただいたプレ葉ウォーク浜北様、共催の浜北少年科学クラブ様、後援いただいた浜松市、静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社など多くのみなさんに大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

              

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