「土星は変化が無くて面白くない。」と、前回、言ってしまったらいろいろ反響があり、少し反省してみました。そしてもう一度これまでの土星の写真を見比べると、本体自体には無いんですが、その影は変化はハッキリと見えていました。そうです、地球の公転により6か月で環に落ちる影の位置が反対側に写っていました。

<作者から> 

上下の写真を比べると、まず、上の方が細かいところまで写っている。これは、まだ、季節が秋で気流が安定しているからです。次に色が違う。これは、その日の天気(雲のかかり具合)や土星の高度によってどうしても同じようには写らない訳で・・・。また、冬場で気流が大変悪くて、どうしても露出不足を覚悟で早いシャッタースピードで切らなければならなかったりで下の写真の方が難しい条件でした。。どちらが本物かといえば、うーん。やや上かな。
    

撮影日時      上 2001.9.14 4:54    1s    7枚合成
及び露出      下 2002.2.25 20:08  1/2s  4枚合成
光学系       25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀
            LV6oで拡大撮影(約F50相当)
カメラ        ニコンクールピクス990マニュアル望遠側ファインモードで撮影
画像処理      ステライメージ3及びフォトショップ5.5で画像処理
撮影地        自宅(浜北市貴布祢)
土星本体の影の変化
野中 敬
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