木星にある大きな目玉、はたまた、木星だから節目だとか、様々な言われ方をする大赤斑ですが、地球が数個も入ってしまうとてつもない大型台風ではないかといわれています。この大型台風、地球の台風と大きく違う所は、色や形は変化しているが、何百年単位でほぼ同じ場所に居続けるということです。木星の1日が約10時間という猛烈な自転のスピードにも関連しているようですが、いずれにしても木星に生まれなくてよかったですね。なお、2つの写真を比べると違うところがあるでしょうか。

<作者から>

 よく、冬は空がきれいに晴れてよく見えるでしょうといわれますが、こと惑星に関しては波のある水の中に潜って地上の景色をみている感じといった感じでさっぱりです。このため、今、冬の時期に観測好機を迎える2大惑星はベストなものはなかなか撮れません。ただ、南中高度は高いので、光が空気の層を通る距離が少なくてその分を差し引くと努力次第なのかもしれません。


撮影日時      上 2002.2.25 19:27 1/4s 5枚合成
及び露出      下 2002.2.6  19:15 1/4s 4枚合成
光学系        25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀
            LV6oで拡大撮影(約F50相当)
カメラ         ニコンクールピクス990マニュアル望遠側ファインモードで撮影
画像処理       ステライメージ3及びフォトショップ6.0で画像処理
撮影地        自宅(浜北市貴布祢)
木星・大赤斑2態
野中 敬
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