はくちょう座の東側の翼の中ほどにある散光星雲です。この天体は、すぐ東側にあるNGC6992〜5と一体で今から約7万年前に爆発した超新星の残骸と考えられています。この天体は非常に淡く、望遠鏡や双眼鏡では見ずらいが、写真ではレースの様に写ります。
《撮影者より》
昔の天文書にはアメリカのパロマー天文台で撮影したこの天体がページを飾っていたのを見ていつかは自分で撮影する事が夢でした。まだ満足はしていませんが、これからもこの天体を撮影していきたいと思います。
《撮影データ》
撮像年月日 2001年9月24日
露出時刻 20時45分53秒〜23時40分57秒(JST)
L画像=600秒×10フレーム(ビニング無し)
RGB画像=600秒×各2フレーム(2×2ビニング)
総露出時間=160分
撮像温度=−10℃
撮像機材 口径25cm 焦点距離854o (タカハシε250)
MUTOH CV16LU冷却CCDカメラ(NRF−JPNフィルター付)
三色分解フィルター=トーカイタイプVフィルター
架台とガイド ミカゲ光器260N赤道儀
口径70o 焦点距離600o(タカハシFC−76)
SBIG ST−4にて自動ガイド
撮影地 藤枝市滝沢
画像処理 ステライメージ3 フォトショップ5
網状星雲NGC6960 (白鳥座の散光星雲)
塩澤 均