小池 嘉秀
ソンブレロ銀河 M104
ソンブレロというメキシコの帽子に似ていることから、この名前で親しまれている銀河で、おとめ座とカラス座の境界にあります。4600万光年彼方の渦巻き銀河で、実直径が14万光年(我々の天の川銀河の1.4倍)もある巨大銀河です。他の銀河と比べて並外れて大きくぶ中央部に輝くバルジを、チリを多く含んだ褐色の銀河の腕が真横に横切っているため、このような独特の形に見えています。

《作者より》

ソンブレロ銀河は妻のお気に入りの銀河で、今日は空の状態が良いから何を撮ろうかと言って、真先にリクエストが来たため、撮影してみました。気流も安定し、透明度もまずまずだったため、やや長焦点で撮影してみました。撮影中はガイドエラーに悩まされましたが、得られたう画像はなんとか腕の部分の模様まで表現され、今まででう最高でした。

撮影データ

撮影日時    2004年 3月29日 1時7分〜
露出       L;3分×6+5分×3フレームR、G,B(IDAS TYPE3);3分×3フレーム
カメラ       ビットランBJ−41L
光学系     タカハシMT-160ニュートン反射+コレクター1330mm F8.3
撮影システム タカハシEM-200赤道儀 BJ-40Cによるガイド
画像処理    ステライメージ4によるLRGB合成
印画システム エプソンPM800C EPSON写真用紙<光沢>
撮影地     湖西市の自宅にて
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