松永 敏彦

太陽プロミネンス(T)

 

解説

太陽表面から炎のように立ち昇るプロミネンスは太陽表面における爆発的なエネルギー解放現象によるもので紅炎ともよばれ、その大きさは地球数個分にもなります。

地球から見た太陽の端で発生したプロミネンスの姿を撮影したものがこれらの写真です。通常の減光フィルターでは観測できませんが、Hアルファフィルター(水素原子から発する特定の波長の光だけを透過するフィルター)を使用することでその姿を捉えることができます。

               

作者より

太陽表面の爆発で発生するプロミネンスは、発生から数分から数時間で消滅してゆきます。刻々と変化してゆくその姿は見飽きることがありません。

 

撮影データ

            撮影日
              10/02/07   09/12/14
   
               10/01/10   10/02/20
              10/01/21    10/02/22
              10/02/20
  カメラ        Imaging Source DMK31AF03
  光学系       五藤8センチアクロマート(f:1200mm F:15)
              Lunt Solar System LS75 Hαフィルター
              タカハシEM200赤道儀による電動追尾
  処理方法等    RegiStax5により静止画作成+Wavelet変換処理
              PhotoShopにより擬似カラー、レベル調整
              およびモザイク合成

            撮影場所     浜松市内の自宅ベランダ 

 

【注意】

太陽を観測するためには専用の機器が必要です。不用意に太陽を見ると失明などの危険がありますので、観測するときは必ず経験者の指導に従ってください。

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