松永 敏彦

太陽の活動領域

 

解説

昨年末から今年初めにかけて続けて現れた活動領域の写真です。活動領域は強力な磁場のあるところで、大きなフレアや黒点ができる場所です。うねうねとした模様は、太陽表面から立ち昇るフレアが光を遮るためです。

 

作者より

太陽は約11年の周期でその活動が活発な時期と平穏な時期を交互に繰り返しています。現在はその極少期からの回復時期にあります。特に今回の極少期は100年に一度といわれるほど記録的な静けさで、観測装置で太陽を見ても表面に何も模様のない巨大な日の丸のようでがっかりさせられることもたびたびでした。

 

撮影データ

撮影日       10/01/10              10/12/18
                 09/12/28       10/01/02
     カメラ         Philips ToUcam Pro
     光学系       五藤8センチアクロマート(f:1200mm F:15)
                 Thousand Oaks Hαフィルター
                 2倍バローレンズ
                 タカハシEM200赤道儀による電動追尾
     処理方法等    RegiStax3により静止画作成+Wavelet変換処理
                 PhotoShopによりレベル調整およびモザイク合成
     撮影場所     浜松市内の自宅ベランダ

 

【注意】

太陽を観測するためには専用の機器が必要です。不用意に太陽を見ると失明などの危険がありますので、観測するときは必ず経験者の指導に従ってください。

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