火 星
解説 今年の初めには、約2年に1度の火星接近となりました。今回は、残念ながらあまり大きくなりませんでした。それでも1月28日に最接近となり、その前後1から2か月ぐらいが観望の好機ということで、望遠鏡でのぞくと大まかな模様は眺めることができました。
さて、これはその時に撮ったものです。中央の模様が「大シルチス」と呼ばれているあたりです。火星の模様の中で最も有名な模様で半島のように上から下に突き出ています。下のほうにしろく光っているのは、極冠で火星の北極に当たります(望遠鏡で見ると上下が逆に見えます。この写真もそれに合わせてあります。)右や左のほうの縁に白っぽく見えるのは雲や霧です。
この次、近づくのは、2012年の春の初め、ピンクの満開の桜の上に真紅の明るい火星が望めるでしょう。
撮影日時 2010.1.24 22:28
及び露出 1/25 1,500枚を合成
光学系及 25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀
びカメラ バローレンズで焦点距離を3倍にして拡大撮影(F36相当)
webカメラToUcamProU使用
画像処理 レジスタックス、ステライメージで画像処理
CANON PIXUS9900iで出力
撮影地 自宅(浜松市浜北区貴布祢)