オリオン大星雲 冷却CCD対フイルム |
冬の代表、オリオン大星雲です。右が冷却CCD、左がフィルムの作品です。 基本的にこの両者を比較する意味は有るのか疑問である。何故なら宇宙の輝きの殆どの波長は人間の視覚可能領域から外れ勝つ極端に光子量が少ない。人間の視覚はその時々の瞬間を見ているに過ぎない。それらを可視化するのが撮像技術の進化である。技術が異なれば自ずと結果は異なる。どちらが正しいのかと問われれば「どちらも正しい。」どちらが良いのかと問われれば「どちらも良い。」宇宙の輝きは、見る方の感性で率直に感じて頂ければそれが正解でしょう。 ただ、体力的に光害の少ない山奥まで遠征が不可能になった私にとっては冷却CCDの撮像技術は欠かせないアイテムとなっています。撮像技術のご指導頂いた方々と撮像技術の進化に感謝です。 撮影データ(冷却CCDのデータ) 撮影時間 2013年2月6日から3日間 露出 L 10分×16枚 RGB 各10分×8枚 ダーク 10分×30枚 フラット及びフラット用ダーク L 1.4秒 R 2.5秒 G 3.2秒 B 4.0秒 各30枚 絞り F3.4 カメラ 冷却CCDカメラ BN−82L −30度 光学系 アストロ・カメラ ε−250C 854mm フィルター 光害カット LPS−P2 撮影システム 赤導儀 EM−500 現像システム ステライメージ7 MaxImDL PhotoShop 印画システム ラボ 撮影地 浜北区 自宅 作者 鈴木 孝征 |