惑星状星雲 4態 その2

惑星状星雲は小型ですが、非常に明るい(輝度が高い)ので短時間露出でもよく写ります。またとてもカラフルでそれぞれが独特の形をしていて長焦点での良い撮影対象です。大気の揺らぎの少ない夜に撮影すると意外と細部が写るものです。


上  NGC6543 (キャッツアイ星雲)

りゅう座にある惑星状星雲。愛称は(猫の目)です。星雲内部にいくつかの輪が見えています。中央の楕円が猫の縦長の瞳孔に見えるのでしょう。遠くから見ると確かにそう見えますね。この画像は短時間露出で多数撮像し、その中からシーングの影響の少ない細部の描写の良いコマを選び出し合成しました。
距離は3600光年です。視直径0.4′×0.3′


下  NGC7009 (土星状星雲)

みずがめ座にある惑星状星雲。本体から左右に突き出た突起があり土星状星雲と呼ばれています。見かけの大きさも土星と同じくらいです。
距離は2500光年といわれます。視直径0.4′×0.8′    wikipedia







撮影データ

               NGC6543(キャッツアイ星雲)       NGC7009(土星状星雲)
撮影日時        2012年8月19日 22:15−       2012年8月24日 21:50−
露出           L=10s×120コマより16コマ選別      L=60s×18
               RGB=10s×40コマ より20コマ選別   RGB=60s×9
フィルター               IDAS LRGB Type2 (RのみType3)
光学系                 MT-250 2000mm (F8コマコレクター)
カメラ                  BJ-41L   
撮影システム             三鷹光器 GNS−26 恒星時自動運転
画像処理               フォトショップほか
印画システム             キヤノン MP960
撮影地                 磐田市
inserted by FC2 system