惑星状星雲 4態 その1 |
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比較的低質量(太陽の0.5〜8倍程度)の恒星は生涯の末期には赤色巨星となります。巨星の外周は重力の束縛が薄れるため自身の物質を周囲に少しずつ放出します。その後外郭を失った恒星は収縮し白色矮星となり紫外線を大量に放出するようになります。この紫外線を受けて放出したガスが発光しているものが惑星状星雲です。望遠鏡でないと見えない程小さな天体ですが表面輝度が高く概して丸く見えるので惑星状星雲と呼ばれます。 上 M57 (環状星雲) こと座にある有名な星雲です。望遠鏡でみると空に飛ばしたタバコの輪煙という感じに見えます。夏の観望会の定番でもあります。画像のような星雲のカラフルな色彩はイオン化した元素の種類によるものですが眼視では色彩の確認は難しいものです。 距離は1400光年。 実直径は約1光年。 視直径1.2′×1′ 下 NGC1501(キャメルズアイ星雲) きりん座にある惑星状星雲。それほど大きな星雲ではありません が長焦点では内部の複雑な模様が写ります。HSTの詳細な画像を 見ると複雑なフィラメントで覆われていることが判ります。英名 でCamel's Eye とか Blue Oysterなどと呼ばれるそうです。 距離は4000光年。 視直径0.9′×0.8′ wikipedia 撮影データ M57 (環状星雲) NGC1501(キャメルズアイ星雲) 撮影日時 2012年8月4日 2012年11月16日 露出 L =3分×20枚 L =3分×20枚 RGB =各3分×10枚 RGB =各3分×6枚 カメラ BJ−41L フィルター IDAS LRGB Type2(RのみType3) 光学系 MT-250 2000mm(F8コマコレクター) 1500mm (F6直焦点) 撮影システム 三鷹光器 GNS−26 恒星時自動運転 デジタル現像 フォトショップほか 印画システム キヤノン MP960 撮影地 磐田市 |