田代 貞
子持ち銀河
 
 りょうけん座にある明るい銀河です。M51(メシエ51番)という番号がついています。渦を巻く2本の腕の一本が小さな伴銀河とつながり仲良く手を取りあった姿は「子持ち銀河」として親しまれています。明るい銀河で銀河円盤の真上(下?)から見ているので渦巻きの構造が良くわかります。望遠鏡で見て渦巻きが初めて観測された銀河でもあります。この天体の中に何億個もの星があるなんてちょっと想像できませんね。

<作者より>

 いつもは空が明るくてデジカメでの銀河撮影は諦めていました。通常は冷却CCDで撮影していますが、この日は透明度が良くデジカメでの撮影に挑戦しました。居間でテレビを見ている間に自動撮影をしてくれます。天体写真は寒くて、暗くて、機材のセットやら調整やら大仕事ですねっていうのはまったく当てはまらないのです。もちろん満天の星の下でというのも当てはまらない・・・
昔では考えられない撮り方が出来てしまうのがいいのか悪いのか???。
実際に撮影天体がどこにあるのか解らないという笑い話も笑えない昨今です。。。



<撮影データ>

撮影日時  
露出    
カメラ  
フィルター 
光学系   
撮影システム   
画像処理
印画システム   
撮影地
2016年3月11日 23h44m〜
延べ144分  (4分露出×36枚加算平均コンポジット)
キヤノンKissX5 赤外改造機
IDAS HEUIB-II 
MT−250 F6 →簡易レデューサー F5  
三鷹光器 GNS−26 恒星時自動運転  
フォトショップ、ステライメージほか
キヤノン ip8730 プラチナグレード  
磐田市
inserted by FC2 system