兼松 哲治
                                     
ぎょしゃ座の宝石箱

冬の天高くをめぐるぎょしゃ座には、散光星雲や散開星団がびっしりと詰まっています。

M36,M38と呼ばれる大型の散開星団は双眼鏡で素晴らしい眺めですが、さらに写真に撮ると勾玉星雲と呼ばれる赤い散光星雲が写り、色とりどりのにぎやかな印象となりまるで宝石箱のようです。

《作者より》

 雲の流れる悪コンディションの中で撮影した、ぎょしゃ座付近の写真です。

薄雲が通過したときのコマは輝星がにじんでしまいましたが、この画像もコンポジットに加えることにより、天然のフィルターのような効果を得られ、印象的な写真とすることができました。




<撮影データ>

撮影日時      2016年10月31日 01時24分〜

露出        4分×10枚、ISO3200

絞り        f4

カメラ       キヤノン EOS6D(SEO−SP4改造)

光学系       SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX  DG OS HSM

撮影システム    タカハシ EM11temma2M赤道儀

          PHDGuidingによるオートガイド

印画システム    キヤノン PRO−100S、光沢PROプラチナ用紙

画像処理ソフト   RAP2、PhotoshopCS6等

撮影地       愛知県北設楽郡設楽町

inserted by FC2 system