塩沢 均
木星の自転
太陽系最大の惑星である木星は約10時間で自転しています。その為、一晩観測していると、模様が次々に変化していきます。気流の良い時には時間の経過を忘れてしまうほど引き付けられる天体です。その木星の最大の模様が大赤斑だと思います。その模様の自転に伴う移動を4コマにまとめてみました。

≪撮影者より≫

木星(惑星)の撮影は地球の空気の乱れとの戦いです。望遠鏡で天体を見ると陽炎の向こうの風景を見ているように、ユラユラと天体がゆれています。そのような状況で写真を撮ると、いくらピントをしっかり合わせても、撮れた写真はピンボケの様になってしまいます。しかし、最近は動画で撮影して、後から動画の各コマを1枚1枚重ねて行く事で、この問題をある程度解消する事が出来る様になりましたので、数年前まではあきらめていた撮影が手軽に出来る様になりました。

≪撮影データ≫

撮影年月日     2004年4月21日
撮影時刻       画像左側から 19時15分 20時02分 21時06分
             22時03分
露出時間       各1/25秒×30秒露光(各≒750コマ)
撮影機材       口径31cm 焦点距離1450mm ニュートン式反射赤道儀
             カメラ フィリップス製ToUcam
撮影地         焼津市内(自宅)
画像処理       レジスタックス+ステライメージ3 キヤノンBJ870
             エプソンPM写真用紙
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