月齢11
解説 月齢11。満月に少し足りないくらいの感じです。これぐらい膨らんでくると大変明るくて、まだ太陽のあるうちでも東の空に上がったことがすぐに気がつきます。
望遠鏡で見ると欠けぎわのクレーターが朝日を浴びて長い影を落としていて、見ごたえがあります。中央右のひときわ目立つクレーターがコペルニクス。上のほうに明るく輝いているクレーターがティコです。目の前に広がる荒涼たる世界には圧倒されます。肉眼で空を見るとウサギが見えるなあという感じですが、一たび、望遠鏡や双眼鏡を向けるとごつごつしたあばた面です。こんなにイメージが変わる天体もないでしょうね。「星を見る会」などで土星の次に驚きの声が上がるのが月です。テレビ報道などでイメージはできているはずなのですが、やはり実物を見ると違うのでしょうね。
当日は気流も安定してとてもシャープに見えました。月や惑星を撮るのには、澄んだ空よりもどんよりした空のほうがよく写るのです。
撮影日時 2010 4.25.20:48
及び露出 1/160
光学系及 25p反射望遠鏡 タカハシNJP赤道儀
びカメラ 直接焦点撮影(F5相当)コマコレクター使用
キヤノン40D ISO200
画像処理 ステライメージで画像処理 CANON PIXUS9900iで出力