宇都 正明
火星

地球のお隣の惑星、それが火星です。
火星と地球の軌道から、約2年2ヶ月ごとに、地球に接近し、この時が火星の観測好機になります。
今年は、4月に最も接近しました。
肉眼ではオレンジ色に明るく輝いているのを見ることができます。
望遠鏡を通してみると、薄暗い地形や、白く輝く極冠(この写真では下側にある青白い部分)などを見ることができます。
火星がオレンジ色なのは、地表面が酸化鉄(要するにサビです)で覆われている為です。

火星は大きさこそ、小さいものの、かなり明るいため、良く写ります。
火星は大気がある為、雲や霧も発生します。この写真でうっすらと水色のベールの様に見えるのが火星の霧です。

≪作者より≫

 火星は波長(色)による写りが違う為、LRGB合成ではなく、IR,G,Bによる三色合成で仕上げてみました。それにより、火星の霧がベールの様に覆っている様子を描出しました。

≪撮影データ≫

■光学系 
■カメラ  
■赤道儀 
■撮影日時  
■撮影地 
■画像処理  
■出力   
英国Orion製VX300-S 反射望遠鏡 PowerMate×5倍 6000mmF20
ZWO社製 ASI120MM CMOSカメラ
ビクセン製 アトラクス赤道儀
2014年4月27日 
磐田市内自宅にて
Registax5.1,StellaImage7,PhotoShopCS5 
Canon PIXUS Pro9500 EPSON写真用紙絹目
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