野中 敬
月面七景A  ティコ

  一面、クレーターだらけですが、その中でもひときわ目立つのが、ティコです。このクレーターは、本体以上に、「光条」と呼ばれるクレーターの生成時に飛び散った物質がここから放射状に月の表面全体に飛び散っているのがとにかく目立ちます。満月の時に最も輝いて見えますから、ぜひ、確認してみてください。
 直径はコペルニクスよりも少し小さいぐらいで、やはり新しいクレーターの一つです。

<作者から>

二番目は、一番目立つクレーターのティコです。なら、なんで一番ではなのかというと…、作者の趣味です。
ティコは約1億年前にできたとされ、形状は荒々しく、山肌には、高熱で溶かされたような跡も見えます。

撮影データ

撮影日時及び露出 

光学系及びカメラ 



画像処理

撮影地  
2015.4.29 22:07
1/60 約1,000コマを合成
25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀
直接焦点で撮影(F12)
Skyris445M(モノクロイメージ撮像)
IR742フィルター使用
レジスタックス6、ステライメージ5で画像処理
CANON PIXUS PRO100で出力
自宅(浜松市浜北区貴布祢)
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