野中 敬
木星 1

木星は、今、夕方の南西の空にいます。巨大な惑星で地球の11倍もの大きさがあります。肉眼で見ても金星に次ぐ明るさで、堂々としています。今シーズンの木星は、縞模様がはっきりしていて望遠鏡でもわかりやすいので機会があったらぜひ見ていただきたいものです。中央右側の目玉のようなものが大赤斑。台風活動だと言われていますが、今年は少し小さい感じがします。中央左の黒い丸は木星の月(衛星)のガニメデの影です。

<作者から>

  木星は、よくSFの舞台になります。巨匠アーサー・C・クラークは、映画「2001年宇宙の旅」の原作者でもありますが、ぜひお薦めしたいのが、「メデューサとの出会い」という短編作品です。地球外の生命体とのファーストコンタクトものですが、とかくその描写がすごい!ボイジャーよりも前に描かれたとは思えないものです。私は、これ以来、ずっと木星を見続けています。そして木星には生命がいると思っています。

撮影データ

撮影日時及び露出

光学系及びカメラ



画像処理

撮影地 
2015.3.17 21:27
1/30 約2,000コマを合成
25p反射望遠鏡(タカハシ・ミューロン)NJP赤道儀
3倍バローレンズ(F36)
DMK21AU618(モノクロイメージ撮像)
DFK21AU618(カラーイメージ撮像)
レジスタックス6、ステライメージ5で画像処理
CANON PIXUS PRO100で出力
自宅(浜松市浜北区貴布祢)
inserted by FC2 system