塩澤 均
木星のガリレオ衛星の動き 

木星は地球と同じように太陽の周りを約12年掛けて公転しています。その木星にはガリレオが発見した衛星を含め確定の衛星数が53個あります。その内 大多数の衛星は小さく、地球から見ても暗いので、なかなか見つける事は出来ませんが、ガリレオが発見した四大衛星は、小さな望遠鏡や双眼鏡でも見る事が出来ます。その四大衛星の動きを撮影して見ました。今年は衛生の相互食が見られるので、多くの望遠鏡が木星を見つめていると思います。
この左側の写真は、3月17日に撮影したものですが、21時の木星から衛星イオが木星の左側に見え始めました。これは、このイオがそれまでは木星の影の中に入っていて見られなかったものが、この時間から影の外に出たため急に輝き出したものです。また、木星本体には、ガニメデ衛星の影が写っていて、時間と共に移動して行く様子も見る事が出来ました。それと、木星の代表的な大赤斑が自転によって移動して様子も見る事が出来ました。
一方、右側の写真は、3月28日に撮影したものですが、地球から見ているとイオとガニメデが交差する様に見えました。これは、実際には離れているのですが、地球から見ると衛星の軌道が重なり この様に見えました。これを、木星の衛星の相互蝕と言います。
この写真は、両方共に10分毎に撮影したものを合成して写真にしたものです。この様にすると衛星の動きや、木星本体の動きが手に取るように見えて来ます。

撮影データ


 撮影日時:
 撮影機材:
 画像処理:
 撮影場所:

 2015年 日時は写真上部に記入(撮影は10毎に毎正分)
 タカハシ TOA130−F+DFK21AU618.ASカメラでの直焦点撮影
 AviStack2.00・ステライメー6.5を使用
 静岡県焼津市自宅の自宅
inserted by FC2 system